社保庁事務費105億円増 年金改革のシステム開発で
なんとなく納得いかないなぁ。こういうの。払うのがバカらしくなる。
本題に入ろう。え?そうです。納得いかない予算は本題じゃないのです。違うところに反応してしまいました。システム化だと!?社会保険庁がシステム化だと!?というところに反応してしまいました。(笑)
お役所仕事のシステムって、ごっつい信用できないなぁ。。。っていう気がする。目に見えるところだけが綺麗で、飾られて。肝心のセキュリティなんてどこへやら。以前に総理府や公官庁のサイトがクラッキングされたことがあった。韓国や日本の官庁系のネットワークセキュリティは実際に中国や北朝鮮に破られている。事実、韓国では白旗を挙げている、降参だと。そんなお役所にまた恐ろしいシステムが増えるわけだ。怖いのなんのって。カード情報も怖いけど、保険証番号もれるのって、かなり怖くない?
偏見なのかもしれないけど、お役所のデータベースほど、クラックしやすいものはないんじゃないかと思う。民間企業は営利団体であり、ユーザに選択してもらうために必要なことは何でもやる。けど、お役所は競争相手がいない。人はイヤでもそれを使わねばならない。そこへ、国民の意に反して個人情報がデジタル化されるわけでしょう?怖くないですか?私は何よりも怖い。クレジットカードの番号が漏れるより怖い。極論かもしれないけど、クレジットカードは、不正使用による対策や対応が確立されている。けど、お役所が起きてもいない危険のために、きっちりした対策フローを立ててくれるのかね?ちゃんとした管理体制や、事件が起きた時の対策やフローをきっちり整えてくれるのかね?すばやく対応してくれるのかね?
記事のようなお金の使い方をしていたり、年金問題などに見られるように、社会保険庁のずさんさは、言わずもがな、だろう。そんなところがクライアントとしてシステムを発注してくると思うと・・・・恐怖以外の何者でもないんだけど。しかも、受注するシステム会社だって、お役所とのコネクションを持つことは、ある意味安定した収入源や美味しい収入源なので、そういう仕事に食いつく上の人間の考えることや、言うことも想像に難くない。
官庁の個人情報データベースは、きっとどこの大手企業の顧客情報よりも美味しい情報だ。なにせ、かなりの数の日本国民の個人情報があるのだから。別にシステム化に反対するわけではない。ただ、システム化するに当たって考慮されるべき安全性やプライバシーのための基準や考え方が、今の日本の多くのシステム会社には皆目ないような気がしてならない。そんなところで作られたシステムは、どれだけ私たちが気をつけていても情報を漏らしてしまうのだ。
社会保険庁が、ガッポリ予算を要求して作ろうとしているシステムにどれほどセキュリティを考慮してくれているのだろうか。どれほどセキュリティのために、安全な運営のために予算を割いてくれるのだろうか。社会保険庁の担当者が賢明であることを祈るのみである。
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いいなぁ。中小企業にも配ってくれ。
8月27日11時28分更新 社保庁事務費105億円増 年金改革のシステム開発で
厚生労働省は27日、社会保険庁職員のマッサージ器の購入などに保険料が充てられ批判を浴びている同庁事務費(人件費を除く)について、2005年度概算要求で本年度より105億円多い1368億円を計上した。
職員用宿舎の建て替えや公用車更新の一部中止などの業務見直しで計65億円を削減したが、コンピューターのシステム開発など年金制度改革関連法の成立に伴う費用などで170億円増加した。
物品購入などに使われる事務費は1997年度までは税が充てられていたが、98年度からは特例措置で保険料収入で賄われており、厚労省は元のように税で手当てするよう求めている。ただ財務省は難色を示しており、決着は年末の予算編成までもつれそうだ。(共同通信)
8月11日3時13分更新 社保庁、また年金保険料ムダ遣い マッサージ器や防音室
政府は十日、社会保険庁の社会保険業務センター高井戸庁舎内の職員福利厚生のための防音室建設費や、楽譜、譜面台、全身マッサージ器の購入費用の一部にも年金などの保険料を充てていたことを明らかにした。民主党の長妻昭衆院議員の質問主意書に対する答弁書で明らかにした。
防音室は職員が休憩時間などに楽器演奏を行うための施設で、平成九年からの庁舎全面建て替えの一環として整備。楽譜五冊五千九百八十五円のうち二千九百九十三円と、譜面台一台八千四百円のうち四千二百円も年金保険料が充てられた。
全身マッサージ器は十-十五年度に二百四十二台購入され、全国の社会保険事務所などに配備。購入総額五千五百二万一千円のうち三千九百六十九万一千円が年金保険料。答弁書では「職員が端末機器の操作に従事する時間が長いことなどから疲労回復や勤務能率向上を図るためで、必要な経費」としている。公用車二台はいずれも十年に約百三十万円で購入、十五年の更新時に千五十円で下取りに出された。これとは別に、下取りに出された車を社保庁職員が三十五万-七十万円で購入した事例が三件あった。
一方、社保庁が十五年度に締結した一億円以上の随意契約は四十五件、総額約千百九十二億円に上ることも分かった。(産経新聞)
7月8日21時56分更新 年金保険料でマッサージ器 社保事務所などに設置
社会保険庁は8日、各都道府県にある社会保険事務局と312の社会保険事務所に設置されているマッサージ器の半分以上の392台などを年金保険料で購入、計4336万円を年金財源から支出していたことを明らかにした。民主党の長妻昭衆院議員の問い合わせに答えた。
財政改革法で事務費への充当は認められており、同庁は「職員1人当たり年間6000円認められている厚生経費の中から支払っている」と説明。支出財源のうち3分の1超が厚生年金、残りが国民年金だった。長妻氏は「民間企業がやっていないぜいたくを、厚生年金の保険料を使ってやるのはおかしい。『税金より監視の目が届きにくい』という甘えがある」と批判した。(共同通信)