「ユメ」なんて そんなにいいか? それならば 夢は寝てみろ 布団の中で(猫之空子)
枡野浩一のかんたん短歌blog
読み返してみると、ひねくれモードというか攻撃モードに入ってる感が満載ですが。
夢があるっていうのは、
人生の中のヒトカケラとして大事やと思うし
素敵なことです。
でもね、思うんです。
夢は、前菜なんです。メインディッシュじゃないんです。
実現する気のない、実現するために必要なアクションもなく、言葉だけで飾り立てて見る夢。
そんな夢は、ただの夢想です。妄想です。白昼夢です。
それなら、寝てみればいい。
おもちゃ屋さんに行って、レゴでも買ってきて、
夢の飛行機やら、夢のコンピュータやら、夢のお城作ってればいいんです。
別に、思うだけの夢を否定してるわけじゃないんです。
それはそれで、いいものだと思います。
それはそれで、必要だと思います。
叶わないかもしれない、けどそれが生きる支えになることだってあります。
でもね、自分が叶えたいと思う夢を、言葉にして誰かに話したなら、
その夢に賛同した人がいるの、忘れないでほしいのです。
その夢を応援しようと思ったた人がいること、忘れないでほしいのです。
その人たちの想いや心を。
その人たちが、どれだけ心血注いで夢の実現に努力したのかを。
時として人は、自分の感覚で相手の感覚を推し量ってしまいます。
でも、同じ位置から同じ物体を見ても、それから想像するイメージは人それぞれ違うんです。
だから面白いんじゃないの?
時には違うその何かは、自分にとって棘のように感じたり、針の筵のように感じるかもしれない。
けど、だからこそ、理解しあおうって思う気持ちと、そのための時間が必要なんじゃないの?
そう思ったり、そうであることを求めようとする私自身が、
もしかしたら最も夢見がちなのかもしれない、とふと思いました。
最近は、
浮き上がってみたり、
底に沈み込んでみたり。
前に泳いでみたり。
流れに押し流されたり。
ちょっと余裕かましてケ・セラ・セラなんて思ってみたり。
やりたい事と現実の狭間で、無駄に手足をバタバタさせているような気がする。
夢だって、安売りしすぎると価値なくなっちゃうんだから!