サントリーミュージアムで開催中のディズニー・アート展へ。
せっかく割引券もらったのに持って行くのを忘れたものの、
IMAXシアターの「ブルーオアシスⅡ 3D」のセット割引券で事なきを得る。
今回の展示会は、2005年冬、千葉大学で「初期ディズニー・アニメーションのオリジナル画が大量に発見された」という発表がきっかけだそうだ。名付けて”Missing Treasures(幻の宝物)”と言われているらしい。
「眠れる森の美女」をはじめとするディズニーアニメ映画の制作過程で実際に使われた背景画、セル画、ストーリー・スケッチ(
ストーリーを視覚化して、構成を決定し、場面を設定するために使われるスケッチ。入れ替えや順序変更が可能な様に、ストーリーボードと呼ばれる大きなボードの上にピン止めして使用される)、コンセプト・アート(
映画を作る前に、映画全体の視覚的なスタイルやトーンを決めるために複数のアーティストたちが描くイメージ画)などが展示されている。この作品群は、1959年にアメリカ、1960年に日本で行われた「動画芸術 ウォルト・ディズニー展」に出品された作品の一部だそう。
展示は、イントロダクションから始まり、第一ゾーン~第五ゾーン、エピローグで構成されており、所々にメイキングムービーが流れており、ディズニーの動画芸術、動画撮影技術などなど、アニメ史上に残る大作制作の流れと舞台裏を垣間見ることができる。「眠れる森の美女」や「シンデレラ」、「ファンタジア」「ピノキオ」「わんわん物語」「白雪姫」etc...数多くの作品のコンセプト・アートがみどころ。他にもディズニーアニメ映画史上伝説といわれる「ナイン・オールドメン」(
レス・クラーク/マーク・デービス/オリー・ジョンストン/ミルト・カール/ウォード・キンボール/エリック・ラーソン/ジョン・ラウンズベリー/ウーリー・ライザーマン/フランク・トーマス
)のデッサン画、コンセプト・アート、ストーリー・スケッチなどが展示されているのも一押し。
ディズニー好きのワタシとしては、かなり堪能できたアート展でした。
ちなみに、IMAXシアターでやっていた「ブルーオアシスⅡ」ってのはこんなの。
ってポスターだけど・・・。
こんなのをかけて、巨大なスクリーン(七階建ての高さがあるらしい)に写る映像を3Dでたのしむ。確かに海の生物が飛び出してきたり、目の前にいるようで楽しいんだけど、3D用の眼鏡をかけてスクリーンを観るとどうしても、視点が間近になるせいか凄く目が疲れる。といよりずっと寄り目のままでいる感じ?(笑)